編集部:サン・キッズはどういったきっかけで始めたのですか?
綾森先生:わたくし自身が20代頃からかかわってきた幼児教育(教室)というものは、比較的「先生の指示を聞き、その通りに行動する。=正解」という形のものが多かったのですが、私の中でこのことがしっくりいかず、「子供たちが自分で考え行動してみる=失敗か正解かわからないけどやってみる」という形の方が、社会に出て役に立つのではと思ったことがきっかけです。
編集部: サン・キッズの指導の特徴はどんなところでしょうか?
綾森先生: 間違えてもいいので、自分で答えを見つけること。まずは子どもたちに考えさせる。こちらから答えを与えない。そういう授業を心掛けています。
編集部:1才〜6才まで幅広く指導されているようですが、各年齢の指導のポイントはどの様なところですか?
綾森先生: とくに年齢で分けて考えていることはありません。基本的には「自分で考えさせる、そして行動させる。」ということは全学年に共通しています。
編集部: 年間を通してさまざまなイベントがありますね。
綾森先生:イベントのコンセプトは自分で考えたことを形にするということです。基本的にカリキュラムを細かくは作っていません。子供たちにテーマを与えて、自分で考えたもので作りあげて、進めていく。さまざまなイベントを通して通常の授業に参加できない外部の方にも、できるだけ多くの経験をしてもらいたいと考えています。
編集部:幼稚園、小学校の受験指導にも力を入れておられるようですね。
綾森先生:考査の内容は一昔前とだいぶ変わってきています。学校の求めている生徒像は、自主性を持った、想像力豊かな子です。特に受験の指導というわけではなく、サン・キッズでの経験が受験に役に立つのだと思います。
編集部:お子さんだけでなく保護者へのアドバイスも充実しているとのことですが?
綾森先生:特に一人目のお子さんの場合は、保護者の方もいろいろな情報に惑わされることが多いと思います。サン・キッズではこれまでに多くの卒業生を送りだしていますので、そこから得た情報、経験から保護者の方にお話をさせていただいています。
編集部:スタッフの育成にも力を入れているのですか?
綾森先生:基本的には経験者を採用していますので授業についての細かい指導は特に行っていません。ですので、育成というより、講師自身の個性(得意分野)を生かした授業を行ってもらうための環境作りを会社がサポートするという考えです。講師が各々、「こどもたちに何を伝えたいか、どのような形で伝えていくか」を自分自身で考え実行してもらうようにしています。
編集部:本日は、ありがとうございました。