編集部: |
まずは先生のプロフィールを教えてください。 |
安部先生: |
なぞの人間なんです(笑)。東京女子体育大学体育学部を卒業後、都内の大手幼児教室、個人の幼児教室、保育園、学童保育などに22年程携わりました。そして、お母様と子どもの心のケアも大切と育児セラピストの資格も取得しました。その経験の中で考えた「理想の幼児教室」を目指して、まずは体操教室を始め、2006年に現在にて教室を始めました。 |
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編集部: |
教室を始められたきっかけは何でしょうか? |
安部先生: |
長い間子ども達と触れ合い、その経験から自分達の理想とする教室を作りました。
受験だけを視野に入れてガツガツとやっていく教室ではなく、楽しみながらやっているうちに合格してしまうように持っていきたいです。例えば、服装一つでも、春まではラフな感じで行っています。
楽しみながら「あっ出来た!」「あっ分かった!」と自然と色々なことが身に付く様にしたいと思っています。ボールと縄跳びの10段階の検定を独自に行っているのですが、まずは体を使うことで一つずつクリアしていく喜びを感じてもらい、やれば出来ることを学び、それをペーパ学習にも生かしていく様にしています。
最初は面倒くさがることもありますが、やれば結果がついてくるのでどんどん上達していきますね。それに伴って勉強もどんどん伸びてきます。 |
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編集部: |
指導方針はどのようなことでしょう。 |
安部先生: |
身体を動かして、頭も動かすことです。お勉強だけに執着するのではなく、運動をして楽しみながら身体をほぐし、その流れでお勉強にも楽しみながら取り組めるように、心がけています。
お行儀を教える際も、キンダーシュピーレンのオリジナルソングを歌いながら楽しく覚えます。 |
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編集部: |
受験のための教室と考えてよろしいのでしょうか? |
安部先生: |
年長の受験クラスは完全に受験指向になります。しかしそれまではスイミングや英語にような習い事の感覚で勉強をしていくことで、子ども達に受け入れられやすい様です。
お教室に通われる皆さんは、やはり頭の片隅で「受験」を意識されていますので、まずはそれほど気負わずに勉強を初めてみて、もし受験を本気でお考えになったら受験クラスに移動されても良いですね。先ほども出ましたが、「ボールつきや縄跳びを楽しみながら練習し検定を受けて合格する。」この経験を、勉強にも生かせるように指導しています。
この頑張る力が、毎年子供達の第一希望合格へつながっていると思います。 |
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編集部: |
特に強い学校はございますか? |
安部先生: |
特に意識したことはありませんが、、日本女子大学附属豊明小学校は毎年合格を頂いています。また、お母様方からは「色々な学校に満遍なく合格されていますね」とよく言われます。授業では、ペーパー問題や行動観察、指示行動に運動、集団行動や巧緻性など全ての分野をしっかりと指導していますが、当教室のオリジナルペーパーを理解することで、ペーパー重視校にも強いかもしれません。 |
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編集部: |
夏には宿泊を伴う合宿を行っているそうですね。 |
安部先生: |
一泊二日と短いですが、新潟県の中里スキー場近くで合宿をしています。上越新幹線を利用しての往復しますが、公共の場や公共の乗り物でのマナー指導もしています。 |
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編集部: |
合宿に参加することで、子ども達はどう変わりますか? |
安部先生: |
子ども達より、お母様の方が離れがたい様子です。新幹線の中や宿での過ごし方など、極力自主性に任せるように、つかず離れずの指導をします。「何でもお任かせ!」だった子ども達が、帰る頃には自分のことは自分でできるようになっています。見たことの無いような素敵な笑顔を全員が見せてくれます。ペーパーはもちろん、体育館での体操、田んぼの畦道を歩いてカエルを捕まえたり、冷たい山の水に手を触れ暑さをしのぐ姿は実にかわいいですね。
たわわになるトマトやきゅうりをまるかじりして、嫌いだったのに「おいしー!」と舌鼓を打っている子もいました。「受験に合宿が必要ですか?」と聞かれることがありますが、学力向上のためではなく、自分が何のために何をしなくてはいけないか、自分の頭で考えられる子に成長すると思います。 |
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編集部: |
他にも通常の授業以外に各種講習や、遠足なども行っておられるようですが。 |
安部先生: |
年長クラスですと、毎週土曜日に「総合」と言う講習があります。こちらは指示行動中心の体操と集団行動に重点をおく、当教室ならではの人気の講習です。外部生の方の受講も大歓迎です。
また、未就園児のクラスでは、季節を感じるためにお散歩に外へ出かけます。毎年最後には都電に乗ってちょっと遠くまでお出かけもします。 |
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編集部: |
縄跳びとボールの検定を行っているそうですが、どんな内容ですか? |
安部先生: |
縄跳びは3回跳ぶことから始めて最後は交差とびまでの10段階があります。ボールつきは、投げる・取るから始まって「あんたがたどこさ」を歌いながら足つきまで、10段階になっています。全て出来るようになったら最後には金メダルをあげています。
中には縄跳びが幼稚園で一番うまくなって褒められたと、とても喜んでいる生徒さんもいらっしゃいます。
受験には必要の無い事だと思っているお母様方がいらっしゃいますが、「ボールつきができた!」「縄跳びの交差跳びができた!」と言う時には大喜びで思い切りほめてあげます。でも、私達の狙いは出来る出来ないではなく、検定を受けることで目標に向かって努力して頑張ることで、おのずと結果(検定合格)がついてくることを身体で味わって欲しいのです。一生懸命に自主練習をして合格メダルを手にした子ども達は、11月の受験で合格発表を最高の笑顔で迎えています。 |
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編集部: |
「年長 国立対応入学準備クラス」とはどのような教室ですか? |
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