コラム「幼児にとって本当に必要なこと」|幼児教室探しの『幼児教室どっとこむ』

−幼児にとって本当に必要なこと−

私は1986年から幼児教室を主宰してきました。受験準備の為の教室ではなく、幼児が健全で望ましい成長をする為のお手伝いをする教室です。体操と造形を柱に行っていますが、これは幼児の遊びの要素を分析した時、多くがこの二つの能力によって賄われていると考えるからです。子どもは遊びの中から学び、成長します。子どもの仕事は遊びであるとよく云われる所以です。

私の教室は都会のまん中にあります。私もこの土地で生まれ育ちましたが、私が過ごした幼少期は、大通りから一歩入れば道路はまだ土でした。空き地もたくさんあり、就学以前の子どもが勝手に遊びに出ても、大人達はさして心配することもない、そんな時代でした。
それから四十数年、今は全く様変わりして、遊び場は激減し、交通事情は厳しく、犯罪の不安も増え、親達はいつも子どもをそばに引きつけておかなければ安心できない状態になってしまいました。子ども達は常に大人の目に監視され、ちょっとした冒険を体験すること無く生活することを余儀なくされています。

社会は日々様相を変え、人は以前よりたくさんの事を学ばなければ世の中の流れについていけなくなると感じているようです。そんな不安に煽られて、幼児を持つ親は我が子に少しでも早く何かを学ばせようとするのでしょうか。そして当の幼児はそれにどう対応しているのでしょうか。
毎日子ども達と接する仕事をしている私の目を通して、今幼児に何が足りないのか、何が余分なのかをお伝えしたいと思います。

情報過多の現代に生きていると、本質はどうかと考えるより、どれが一番支持されている情報かを拠り所にして、物事を選択している事があります。教育は人の成長にとって重要な問題です。今、幼児にとって本当に必要なことは何かをぜひご一緒に考えていきましょう。

幼児教室 パルクリエイション
代表 高崎 利子先生

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