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−子どもに何を身につけさせるのか−

『基礎学力』とは何なのかということが問われています。そして焦点となっているのが読み・書きの能力を向上させる学習方法についてです。その学習方法の中でドリル練習(国語では漢字、算数では計算)の傾向が強く見受けられます。本来、学校ではこの練習が別枠で考えられていましたが「総合的な学習の時間」にも積極的に取り入れられはじめています。
このことは、あらゆるメディアにおいても積極的に取り上げられています。しかし、ただ単に繰り返し練習をするということは子どもにとって、苦痛以外何ものでもありません。たしかに漢字練習、計算練習は必要です。ただ、前提が必要なのです。分断化されたこのドリル練習はただ消化するだけのものとなります。そして、『基礎学力』に問われていることはひとつに『基礎学力』とは一体何なのかという問題であり、『ドリル練習』とは一体何なのかという問題なのです。
この2つの問題に対して私たちは、子どもと向き合い位置づけをおこなう必要があるのではないでしょうか。
●子どもにあった学習法を身につけさせましょう <子どもの可能性を高めていきましょう!!>
その@ 全体のイメージをつかむ
初めての学び(算数なら単元、国語なら文章読解など)を学習する場合は、100%の完全理解を子どもに求めるのではなく、まず、骨組みの理解を目標にします。
ただし、子どもがどの程度理解できたのかを確認しておきましょう。
そのA 学力を確かなものにする
骨組みが理解できたら、次に全体を確実に理解させましょう。骨組みのイメージがしっかりしていないと 子どもの学力は、不確かなものになります。理解できないと思ったら、骨組みをチェックしましょう。
そのB 目的のある学習をする
最後に、子どもにとってどの問題ができるようになる必要があるのかをチェックします。チェックできたら、できるようになるために何が必要なのかを分析し、目的を明確にして弱点を克服させてあげましょう。
有限会社学林舎
響 優也さん
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